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花粉症になる人とならない人に違いはある?

薬を飲む男性

日本人の20%以上もの人が花粉症に悩まされていると上述しましたが、それは残りの80%は逆に花粉症にならない人ということになります。
花粉症になる人とならない人が存在するということですが、その違いは何なのでしょうか。

花粉症は、名前が示す通り植物の飛ばす花粉が体内に侵入することで発症します。
私たちの身体には、体内に侵入した異物を攻撃して身体を守る免疫機能というものが備わっているのですが、その免疫機能が暴走して花粉を攻撃対象と判断すると特殊な抗体を作り出してしまいます。
本来であれば花粉は病原菌やウィルスとは違うので健康に悪影響を与えるという心配はなく、免疫機能も攻撃することはありません。
しかし何らかの原因で免疫機能のバランスが乱れ、正しく機能できなくなると花粉を敵だと誤解するようになります。

花粉を撃退しようとして作られる抗体は、花粉が侵入してくるたびに新しく作られます。
特に花粉が侵入しやすい鼻や喉、目の粘膜にどんどん溜まっていき、一定のレベルを超えるとついに引き起こされるのが花粉症です。

よく、身体の中にあるコップに花粉が溜まっていき、それが溢れると発症すると例えられたりしますが、これはあながち迷信ではありません。
花粉に対する抗体が一定の量を超えると発症の引き金になるという事実を考えれば、的を得ていると言えるでしょう。
抗体が体中に広がって攻撃準備万端になっている時に新たな花粉が侵入してくると、待ってましたとばかりに抗体は花粉へ総攻撃を開始します。
異物から身体を守ろうとして攻撃することで化学反応が引き起こされ、くしゃみや涙、鼻水などで何とか異物を体外に排出しようと頑張ります。
身体を守るためには必要な反応なのですが、花粉は病原菌ではないので困った話です。

このように免疫機能が暴走してしまう人が花粉症を発症することになるのですが、肝心なのは花粉症になる人もいればならない人もいるという違いです。
これは本人の体質と言ってしまえばそれまでなのですが、遺伝によって起きることもあれば生活習慣の乱れによることもあります。
特にここ十年ばかりを見ると花粉症患者が激増しており、幼い子供まで発症するケースが増えています。
これを考えると、体質や遺伝というよりも、後天的な生活習慣などがなる人とならない人の違いに関係している可能性が高いです。

免疫機能は生活習慣と密接に関係しており、栄養バランスの偏りや睡眠不足、ストレスなど様々な要因によって簡単に低下してしまいます。
免疫力が低下すると正しく機能することができなくなり、花粉に対して攻撃対象と誤解してしまう原因になります。

こういった事実を考えると、花粉症になる人は生活習慣が乱れがちで免疫力が低くなっている人、ならない人は免疫力が高くてバランスも整っている人と判断できるでしょう。
もちろん個人差もあるので一概に違いがあるとは言えませんが、その可能性は非常に高いと言えます。

花粉症を予防する方法があった

花粉症を引き起こす原因は免疫機能が暴走して、抗体を作りすぎてしまうことだとされています。
現在は何の症状も感じていないという人でも、実は気付かないうちに着々と抗体が作られ、あと少しで発症するという状態になっている可能性もあるでしょう。
将来的にある日突然発症するということも考えられるので、今のうちから予防対策を行っておくことが大切です。

発症を予防するためには、上述してきた通り免疫機能が正常に働ける状態にしておく必要があります。
花粉を取り込まないように対策グッズを使うのも有効ですが、そもそも花粉が侵入してきても免疫機能が暴走しないようにバランスを整えておくことが最も重要です。
免疫機能を整えて花粉症を予防するには、毎日の食生活を見直すことから始めましょう。

積極的に毎日食べたいのは、先にも述べましたがやはりヨーグルトです。
免疫機能を作る場所でもある腸の機能を高めるには、腸の中が常に善玉菌優位の状態でなければなりません。
その善玉菌の増殖を助ける働きを持つのが、乳酸菌です。
乳酸菌が不足すると悪玉菌が増殖し始め、腸内の細菌バランスが崩れて環境が悪化してしまいます。
そうなると免疫機能も低下してしまい、花粉に対して正しい判断が下せなくなります。

乳酸菌は腸の中に常に一定数存在するものではなく、毎日便と一緒に体外へ排出されてしまうので、継続して摂取し続けないと意味がありません。
一度に大量に摂取したから安心というわけではなく、少しずつでも毎日食べ続けた方がずっと効果が出ます。
むしろ毎日補給してあげないと、すぐに足りなくなって善玉菌の増殖をサポートできなくなってしまいます。
ヨーグルトのように毎日手軽にしっかりと摂取できる食べ物を利用し、腸内環境を整えておくことが大切です。
予防のために食べるのであれば、最低でも6ヶ月以上は食べ続けることをお勧めします。

ちなみに、乳酸菌を豊富に含む食べ物にはヨーグルト以外にチーズや味噌、納豆に漬物など日本古来のなじみ深い食べ物がたくさんあります。
ヨーグルトと一緒にこれらの発酵食品も積極的に食べていけば、さらに予防に役立てることができるでしょう。

免疫機能を高めるためには、乳酸菌以外にも積極的に摂取したい栄養素があります。
免疫機能は細胞が酸化することで衰えていくので、抗酸化作用の高い食べ物を食べるのも効果的です。
ビタミンやミネラル、ドコサヘキサエン酸やポリフェノールなど、抗酸化作用を豊富に含むとされている栄養素を意識して摂取してみてください。

さらに、住環境も忘れてはいけません。
花粉が多く飛ぶ時期には窓をしっかり閉めたり洗濯物を室内干しにしたりする、外出するときには症状が出ていなくてもマスクをするなど、予防対策を行っておくことも大切です。
今は発症していない人でも、油断していると近い将来苦しむことになる可能性もあります。
発症を抑えられているうちに少しでも予防を心がけ、辛い症状に襲われる時期を遅らせるようにしましょう。

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